講演を聞いてきた 『15年後の地方経済』-人口経済学の視点から-
日曜日に、西条石鎚ライオンズクラブ25周年の記念講演会に参加しました。
講演は『15年後の地方経済』-人口経済学の視点から-
というテーマでした。
講師は、日本大学人口研究所所長の小川直宏教授です。
先生は、ヨーロッパでの講演が多く、ノーベル賞授賞式の際に併せて行われるパネルディスカッションでも、パネリストを務められた偉い先生とのことです。
人口問題は、これからの社会、経済、政治における大きなテーマになることは間違いないです。
私も仕事柄、興味があります。
登壇された先生は、すご〜く真面目そうな方でした。
これは話の内容によっては、寝てしまうかも(*_*)と一抹の不安がよぎりました。。。が、、
冒頭、以下の説明から始まりました。
この講演90分の間に、日本で、
176人の赤ちゃんが生まれ、
217人の葬式が行われ、
113組のカップルが結婚し、
40組のカップルが離婚し、
4.7人が自殺する
なるほど。。
そして、その後は、綾小路きみまろ並みのトークで、講演の最後まで(なぜか)笑いの絶えない90分間でした。。
ちなみに、僕がメモした講演の内容は以下のとおりです。(間違いがあったらスミマセン)
- 人口動態の予測は極めて正確である。
- 世界人口は1900年は16億だったものが、2000年には61億に増加した。
- 年代ごとに人の価値観は大きく異なる。その価値観の違いを敏感に感じるセンスが、今後のビジネスには不可欠
- 女性の3人に1人は子供を持たなくなる
- 子供よりペットの数のほうが多い
- 地方における痴呆老人の車の運転は隠れた大問題
- 食事の時、よく噛むことは、痴呆の防止になる(スルメなど)
- 高学歴の人ほど痴呆になりにくいが、痴呆になったら進行が速い
- 痴呆になる人の平均年齢は上がっている
- 男性の3大死亡原因は①配偶者の死②糖尿病③タバコであるが、女性の死亡原因の最大にして唯一のものは、「旦那の生存」
- 現在の中国人研修生は早晩、居なくなる。一人っ子政策を続けた中国は、労働力不足になる。そして、中国の人口ボーナス期はあと3年位で終わる
- 最も多くの人が亡くなる年齢は93歳(男性は88歳)
- 人の寿命は線的に延びている。天井知らずで、どこまで延びるか分からない。
- 少子高齢化の進む日本では、高齢者の労働力を活用することが必要になる
- 団塊ジュニア世代の活用が、今後の日本の経済に大きな影響を及ぼす
非常にためになった講演会でした^^
西条石鎚ライオンズクラブの皆様ありがとうございました。